腕時計のメンテナンス/dunhill-Diamond
ダンヒルのベゼルダイヤ巻きクォーツのメンテナンス電池交換です。ここまでの金額の腕時計になると、さすがにお得意様しか出来ないですが。
綺麗なアップライトインデックス。
ゴージャスにダイヤ巻き。
ベルトは両開きチタン無垢バンド。
これはどう見ても「ネジピン式」ですね。
このねじ切りの長さ。さすがブランドウォッチ。
裏蓋は”はめ込みタイプ”。この裏蓋はドライバーでこぜれば簡単に開きます。そしてプラスチックパッキン。
簡単に開きますから、防水性は落ちます。それを真夏の汗が流れる時期にも使用するとこうなります。
これを、このまま電池交換のみして裏蓋閉めたらこのサビがムーブメントに落ちて危険です。
では掃除してみましょう。
竜頭は綺麗な方ですから、洗浄機で洗えば簡単に綺麗になります。
巻真もきれいですから竜頭から湿気が入ってはいません。
竜頭パイプ周りの茶色い所は錆びて金属が凸凹になっています。この程度なら防水性には影響は無いでしょう。
文字盤にもダメージは無し。
先ずは竜頭パイプの掃除。
如何に裏蓋パッキンが効いていないかを物語ってます。
金属表面が凸凹ですから掃除してもこれが限界ですか。これも腕時計用の特殊洗浄機で洗えばもっと綺麗になります。でも表面の凸凹までは取れませんが。
電池交換ですから、この程度の掃除が限界。分解掃除で預かればケースも特殊洗浄機で洗いますのでもっと綺麗になります。
手作業では、この程度が限界です。
手作業では綺麗にすると言うよりは、サビがムーブメント内に落ちないようにするのが目的ですね。
ムーブメントや電池格納部は綺麗ですから、電池交換のみで充分。この状態ではOHは不要でしょう。
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