腕時計メンテナンスの修理工具/Amorアモール

時計サイトで良く見かけると思いますがAmorです。言い換えれば腕時計用コンパウンド。コンパウンドと言っても腕時計用ですから、油やシリコングリースなどと同じく、かなり目が細かい訳です。

直径5cmの缶に入っていますが、私の場合1缶あれば5年くらいは持ちます。
これが裏側(意味無いって!(;^_^A)

これは30年前のAmor。アンティークでしょう?先にも書きましたが、かなり目が細かいですから研磨力は少ない訳です。よって最終仕上げの研磨剤と考えれば良いですか。写真は”風防”つまりプラスチックのガラスです。

左側はロレックスの風防ですが、キズが入ってます。右は綺麗な風防ですが白い物の上では分かりにくいですね。

こうやって背景を黒くすればキズが良く分かります。これにAmorを塗ります。この写真では分からないレベルのキズなら指やティッシュで軽く擦ればキズが取れます。しかし、これだけ大きくキズが付くと指で擦っても。

このレベルくらいにしかキズは取れません。これはAmorを塗ってから”バフ掛け”した後です。このように角度によっては全くの無傷に見えます。

しかしライティングを変えると深い傷は取れていないことが分かります。しかしこの状態でも白い文字盤なら無傷に見えるでしょう。拡大するとこうなります。キズが深い所はもっとバフ掛けすれば取れますが、表面を削る事に変わりは無い限り、ガラスが薄くなってしまいますね。

もっとも風防(プラスチック)だから出来る事で。クリスタルガラスのキズは取れません。

これも小キズが付いて、つや消しみたいになったステンレスケースですが。
Amorを付けてバフ掛けすると、これくらいにツヤが出ます。本来このくらいのケースは一度市販のコンパウンドでバフ掛けしてから仕上げとしてAmorで磨いた方が綺麗に仕上がるでしょう。

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