腕時計普段のチェックポイント

腕時計のメンテナンスと言えば本来は定期的なムーブメントの分解掃除の事を意味します。そこまで自分でやって見ようという方は少ないと思いますので、ここではメンテナンスと言っても”日常の自分で出来る手入”と言う意味で紹介してみましょう。基本は”定期的に汚れを拭き取る”これだけの事が基本です。

先ずは誰しもが簡単に出来る事から、次に工具が必要なメンテナンスの紹介です。

インターネットが普及するまでは腕時計用の工具は何処でも購入はできない物でした。しかし今の時代、修理工具は簡単に購入できるようになりました。その使い方はこのサイトで説明していますね。

では皆さんが自分で出来るメンテナンスの前に何をチェックすれば良いのか?

上記写真がチェック項目

ガラス
※ガラスにヒビがありませんか。/ヒビがあると、そこから湿気が染み込みます。
※ガラスの周辺が黄色くなっていませんか。/ガラスが外れる前兆かもしれません。

リュウズ
※竜頭が正常に2段に引けますか。/竜頭パッキンが溶ける事もあります。
※また針を回すのが固く無いですか。 / ↑竜頭パッキンが溶けている可能性があります。
※2段引いて”針を進める&戻す”両方の操作ができますか。
  /ネジが緩んでいる可能性があります。

ボタン
※クロノグラフなどの場合ボタンは機能しますか。/押せない場合ホコリが混入しています。

ベゼル
※ダイバーウォッチのみですが回転しますか。/ 固い場合はKURE/CRC/5-56ですね。

バックル
※パチンと留まりますか。/留まりにくい場合は爪か板バネが変形しています。
※写真の○の部分が茶色くなっていませんか。/その場合バネ棒が錆びて外れる可能性があります。

ベルト
※ベルトのピンが飛び出ていませんか。/その場合ピンが中で割れている可能性があります。

裏蓋
※どの裏蓋タイプも裏蓋の周辺にホコリが付いたままになっていませんか。
※裏蓋のシールが黄ばんできているのに放置していませんか。
※ネジ留めタイプのネジが錆びていませんか。

上記チェック項目で不具合の場合、自分で出来るのは裏蓋周辺の掃除とシール剥がしくらいです。それ以外は時計屋さんに持ち込むしかありません。出来ればそう成らない為にするのがサイトで説明する腕時計メンテナンスですね。

腕時計が新しい間は問題無いですが購入後、5年が経過していたら一度チェックが必要です。

先ずは工具不要で出来るメンテナンスからどうぞ!