裏蓋を開ける事が出来ればココまで出来るメンテナンス

Cooの腕時計の電池交換コーナーでも紹介した。FORMAクォーツですが。記憶に御座いますでしょうか?表側も綺麗にメンテナンスされています。裏側もこの様に。もう4回目の電池交換だそうです。それにしては綺麗過ぎ!

しかし開けて見るとこうなっている可能性があります。これは電池交換の度に拭き取るのが本来ですが、うっかり拭き取る時にホコリをムーブメントの中に落とせば時計は止まります。危険な行為でもある以上、電池交換を行う店が何処でも掃除してくれるとは限りません。

そこで!それなら自分でやるしかありませんね。当然、このサイトで紹介している工具が使いこなせての話ですが。よってここは”スクリューバック”にしろ”はめ込みタイプ”にしろ裏蓋を開ける事が出来たとして話を進めます。

裏蓋を開ける事が出来ればこういった所の掃除は簡単。ただ先にも書きましたがホコリをムーブメントの中に落としてはいけません。かといって微粒子一つでも入れば即アウト!

そんな事はありません。多少は入ってもムーブメントを下向けて落とせば大丈夫。裏蓋を開けたままムーブメントを下向けたらムーブメントが落ちないか?ですって?それはご安心下さい、腕時計は竜頭を抜かない限りムーブメントは出て来ません。

裏蓋の種類はCooの腕時計基礎知識「裏蓋」でご覧下さい。

ケースの掃除が出来れば、そろっとスペーサーを外します。そして○位置などのホコリもチリ吹きで吹きます。間違ってもムーブメントに指で触れてはいけません。特に銅線が巻いてあるコイルには。裏蓋を開ければ若干の”毛羽”が入りますがそんなに神経質になる事もありません。もしロディコがあれば軽くムーブメントを掃除する事も出来ますが、慣れない方はわざわざ買ってまでしなくてもOK。

指で触れても必ず腕時計に不具合が起こるものでもありませんが。Cooの腕時計電池交換コーナーを見て頂ければ分かりますが、腕時計内部は指紋が付いていたりホコリが入ってる物でも電池交換後は動く物が殆どです。

しかし・・最近は電池交換で裏蓋を開けても指紋が付いてるムーブメントは多いですね。如何に時計店以外の電池交換が多い事を物語っています。これも時代の流れか?

そうそう、裏蓋を開けたら裏蓋の裏側。

こういった所も必ずパッキンを取り外して掃除しておきましょう。

さらに「竜頭を抜いたらココまで出来ます」

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