電池交換洗浄無しコース/TIMEX EXPEDITION Chronograph

2016.3.22お預かりのTIMEX EXPEDITION Chronograph電池交換メンテナンスです。

2本届いたうちの1本。

その前に、もう1本のお預かり「SECTOR」
こちらはベルト修理のみですから先に。

Cリングピンが外れており、装着します。

バックルの噛み合わせが緩いよいうご依頼ですが、これは板バネのカーブでは無く爪の傾きだけ。

Cリングピンを装着して完了。

さてTIMEX です。プッシュボタンの動きもチェックして。

微調整位置をチェックします。

バックルの汚れもチェックして。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。

ラグ部はセンターラグピン。このネジが堅い。

sテはめ込みタイプデスガ。

開け口ハ水平に突いていくタイプですが「ラグ足」が邪魔して突けない。
そこで開け口では無い箇所から開けます。

裏蓋の裏側もチェックして。

パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池を外して電池格納部をチェクします。

電池はリチュウム電池。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

バックルの汚れも拭き取って。

時間を合わせて電池交換完了です。付加機能の調整は取説が無いですからお客様で宜しくお願いいたします。

さて到着後数日で「SECTORのピンが抜けます」と再送頂く事に。

到着致しましてよく見ると。

直した箇所のピンが抜けようとしています。
工具を当てて力を入れて突いて見ると抜けないことは無い。
この程度なら自然に抜け落ちる事はありません。
でも気になると言う事でご依頼ですし。かといって太いピンに替えるとコマの穴が通らない。
凸と凹のコマをピンが貫通して留める訳ですが。
凸部分のコマの穴が摩耗して大きくなっております。
これはもうピンの先端部分を接着剤で固めて抜けない様にするしか無いでしょう。

その旨をメールして落着!と思えばお返事に。

大変不躾ながら確認なのですが、「6時側」のブレス取り付け部分と云う事でご確認頂けたでしょうか。
こちらで気付きました際には、上記のピンが5o程飛び出した状態でした。
恐らくで恐縮ですが、片側の受け部からは抜けている状態だったように思います。
その際、ピンが紛失してはいけない思い、ピンを指で軽く押し込みましたら1o程度頭を出す所まですんなり(?)入りました。
其方では工具で突かないと出てこないとの事…、少し不思議な感じです。

???状況がこちらと違うでは?・・・。そんなに緩んでいるコマが他にあるのか?
と、全てのコマを工具で突いてみると。

なんと、この部分。

簡単に抜けます。このまま突き出た部分を指で摘まんで引き抜けるくらい。
これでは簡単に抜けるでしょう。ただこれも接着剤で固定するしか無いか?

と、コマを分解すればCリングパイプの中央に溝が付いたタイプ。
これはオメガのCリングパイプ。SECTORにも使われていたか?とにかく
このCリングパイプなら中央部を”かしめればOK”。

ピンの方も中央に溝がありますから留まる構造ですか。
ただ溝の部分だけの摩擦で留まるので、修正はたやすいが緩むのも早い。

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