腕時計のメンテナンス/ハイブリッドH357-517B
この腕時計の電池交換は先日「ハイブリッドH357-517B電池交換」で紹介しましたが。汚れが凄いですから、こちらでメンテナンスの紹介です。
裏蓋にはキャリバーと固有番号。掲示板お馴染みの「H357」さんお気に入りのH357。
H357さんなら、この様な使い方はしないと思いますが。ご覧の用にボタンも汚れで固まって動きません。
この状態で簡単に「電池交換してください」って言われても無理です。お預かり。これでは裏蓋さえ開けるのが危険です。
ベルトを外しても、この状態。
綿棒どころではありません。こじ開け工具で削ります。
それでもここまで。
次にワイヤーブラシでもこれが限界。でもここまで来れば裏蓋を開けてもホコリの混入する確率は減りました。
さて、開けてみるとこの状態。当然内部はかなり湿気ています。
先ずは竜頭を抜きます。
竜頭も固まっていました。とても写真のようにピンセットで抜けるものではありません。
文字盤は綺麗な状態です。
プッシュボタンのバネまでが錆びています。
ん〜、凄い状態!
竜頭側も。
プッシュボタンはこのリングで留まっています。これ外すのがヒヤヒヤ。ここまで錆びていたら、外した時にこのリングが割れる可能性があります。
工具で引き抜くしかありません。
凄いサビ。
ケース側も、これではボタンは動きませんね。
文字盤側のスペーサーを外します。
こちらが表側。
入れるときに向きを間違わないようにマジックで印を入れます。
竜頭パイプを歯間ブラシでゴシゴシ。
プッシュボタンの穴も。
ハイブリッドH357-517B続きへ。